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冬こそ食べたい!タルティフレットとジャガイモのグラタンのまとめ記事!

  • 2018年11月28日
  • 2020年6月2日
  • 料理, 野菜
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冬になるとグラタンをと思う人は多いと思います。

きっとあなたもそう思ってこの記事を読んでみようかと考えたのでは?

グラタンと言えばドリアやマカロニグラタンもいいんですが、

今回はタイトルに有るようにジャガイモのグラタンについての記事になります。

当然ドリアについても過去記事が有りますので、

ちょっと読んでみようかと思ったらリンクしておきます。

アツアツグラタン海老とトマトのドリア?冷凍した御飯で?家で簡単に美味しいレシピと作り方!

じゃが芋のグラタンの代表的なものって?

じゃが芋のグラタンは一つだけではないんです。

と言うかジャガイモのドフィノワーズ風と言うのが有名なんですが、

これは南フランスのドフィーネ地方の郷土料理で、じゃが芋のグラタン風です。

~風と言うと「グラタンじゃないの?」と思うかもしれませんが、

あなたが思っている(?)ホワイトソースを使っていないので~風と表現してみました。

個のグラタンについても過去記事が有りますので、作り方など参考に読んでみて下さい。

ドフィノワーズ?ドラマ99.9%で作っていたジャガイモのグラタン!作り方は?

他にもデルモニコ風と言うのも有ります。

この料理はアメリカの老舗レストランデルモニコの料理長が

考案したジャガイモのグラタンでデルモニコ風と言われています。

といってもこの料理長はフランスのサヴォア地方の出身だったと思います。

最高のポテトグラタン!デルモニコ風って?牛乳とクリームとチーズで作る?

サヴォア地方は先ほどのドフィーネ地方のすぐ近くです。

どうもこの地方にはある程度共通な料理が多いようです、

と言うのも山岳地帯で、乳製品と牧畜それにじゃが芋が特産品だからです。

 

さて今回はこの地方(サヴォア)の代表的なものの1つタルティフレットです。

タルティフレット(tartiflette)って?

以前NHKのレイチェルの小さなキッチンでも紹介されていました。

この時は巣ごもり風タルティフレットでちょっとオシャレにアレンジされたものでした。

ちょっと違いますがこんな感じで紹介されていました。

 

このタルティフレットはサヴォア地方の郷土料理で、

この地域は世界でも有数のスキーのリゾート地としてもよく知られている場所で、

あなたもよく知っているラクレットやチーズフォンデュなどチーズ料理が多い地域です。

 

またこの山岳地帯はハムやベーコンと言った物もよく食べられています。

じゃが芋にこれらの肉(ベーコン)そこにチーズ!考えただけでもよだれが出るほど、

美味しいのはわかりますよね!

 

熱々のジャガイモに濃厚なチーズ!ベーコンの脂の旨みに、玉ねぎの甘みを加えた

タルティフレットは寒い冬の日に食べたくなる料理の1つです。

 

ただこの料理郷土料理と言っても、結構歴史は浅く1980年ごろチーズ組合が考案した料理です。

といっても昔からある、ラ・ぺラ(la péla)と言う料理をアレンジしたようです。

ラ・ペラと言う料理とタルティフレットはほとんど作り方は同じで、

生クリームやワインを使わないくらいの違いです。

といってもタルティフレットも、人によってまたは家庭によっていろんなレシピが有る様で、

ほとんど区別できないのではないかと思います。

ただチーズ組合がルブロションと言うチーズ製造の組合だったので、

このルブロションを使う事が共通です。

 

名前の由来はタルトと勘違いしそうですが、

タルティフラと言うサヴォワ地方のジャガイモの種類から命名されました。

タルティフレットの作り方

材料は

じゃが芋(メークイン)……500g

バター……30g

オリーブオイル……20㏄

玉ねぎ……200g(大体中くらい1個分)

ニンニク……20g

ベーコン……180g(できればブロック)

白ワイン……100㏄

ローリエ……1枚

ルブロションチーズ……250g(なかなか手に入りずらいのでカマンベールで代用します)

でも専門店などで見かけたら、ぜひこちらのチーズで!味は全然違います!

付け合せのサラダ…ベビーリーフにレタスや玉ねぎを混ぜたもの。

 

 

作り方

一般的な作り方は

じゃが芋は皮ごと茹でて、熱いうちに剥き一口位に切っておきます。

スライスの玉ねぎとみじん切りのにんにく・太めのマッチ棒状のベーコンを炒め

ここにジャガイモを入れて軽く炒め、生クリームを入れ軽く煮て耐熱の容器に移し、

スライスしたチーズを皮目を上にして約210℃のオーブンで(大体20~30分位)

チーズが溶けや黄色が付けば完成です。

 

今回はレイチェルのパリの小さなキッチンで紹介されたように

少しオシャレな感じに作ってみました。

 

じゃが芋はマッチ棒くらいの太さの千切りにしましょう。

玉ねぎはスライス・ニンニクはみじん切り・ベーコンは角切りに!

フライパンにオリーブオイルを入れ、弱火でベーコンの脂を抜くようなイメージで炒めます。

ここ大事ですよ!ベーコンの旨みの脂で玉ねぎやにんにくを炒めたいので、

また焦がすと苦味が出ますし。

ある程度脂が出てきたら、玉ねぎとにんにくを入れさらに炒めます

玉ねぎが透き通ってきたらローリエを入れ、白ワインを加えます。

塩・胡椒します

白ワインが無くなるまで煮詰めていきます。

毎回 言うんですが、安い白ワインは煮詰めていっても美味しさが無く、ただ酸っぱいだけと言うのが多いです。

そんな時はほんの少し砂糖を加えます。

是非機会が有れば、ちょっといいワインを煮詰めて本来の味を確かめてみる事をおススメします。

ローリエを取出し、じゃが芋を加え軽く炒めます。

ここからオーブンに入れますので、混ぜると言ったイメージでいいです。

耐熱の容器に移し、スライスしたカマンベールをのせ210℃に温めておいたオーブンで

チーズが溶け軽く焼き色が付くまで焼きます。

 

サラダやハムなどとワイン(ちょっと辛口の白ワインがよく合います)

スキレットで焼けばそのまま食卓に!

 

おわりに

また白ワインによく合う「アリゴ」と言うジャガイモとチーズで作る

マッシュポテトのような料理もフランスの郷土料理が有ります。

この料理もフランスの山岳地方オーベルニュの料理です。

フランスと言うかヨーロッパの山岳地方は、

本当にジャガイモとチーズの組み合わせの料理が多く、

どれも冬になると、どうしても食べたくなるのが多いと思います。

「アリゴ」についても紹介しますね!

 

追伸

今回のタルティフレット、リヨン風ポテトにチーズをのせて焼いた感じですよね。

悪いですけど、美味しいに決まってます!!!

リヨン風ポテトの記事はこちらに

リヨネーズポテト!簡単でお腹も膨らむポテト料理。 ビールに、夜食に!

最後までお付き合い有難うございました。

 

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