スープミネストラ!どこのレストランや洋食屋さんでよく見かけますね!
ミネストラ?ミネストローネ?何が違うんでしょう!
でも!
美味しく作るにはブイヨンからしっかり作らなければならないですけど、
簡単にレストランに近い味が出来たらいいと思いませんか?
野菜の旨みをしっかり出せば、家でもレストランに負けく美味しく作る事が出来ます。
ミネストラとミネストローネ
文法上の問題は別として、料理としていったい何が違うんでしょうね?
実は私も正確に説明できなかったので、いろいろ調べてみました。
その結果、正直これに間違いないと言うに至りませんでした!
でも一番多い説明は、
野菜が入っているスープの総称がミネストラ(minestra)と言い、たっぷり入ったものがミネストローネ(minesutone)
と言うとの事でした。
また野菜があまり入らないスープをミネストリーナ(minestrina)と言うようです。
これは日本ではおかゆ的な存在で、イタリアの病院食でよく出るそうです。
実際、イタリア人でもしっかりした区別が出来ないようですと言う記事が多かったですね!
結論としては日本で提供されるスープはどちらかと言えばミネストラと言う事になりますかね!
それと日本ではミネストラと言えばトマトベースの赤いスープですが、イタリアでは赤くないのも存在します!
実際私も若い時にイタリアのシェフに教わったものは、赤くなかったんですが、
店で作ってミネストラと言ったらスッタフから「これは違います!ミネストラは赤くなければお客さんが納得しません」
って言われたことがありました。
それと野菜はこれと言う決まりも無く、何でもいいと言うのも多かったですね!
色々と有りますが、さっそく作ってみましょう!
ミネストローネを作る
家庭でも簡単にと言う事で、野菜はいつも有る物を使いましょう!
材料(4人前の目安です)
玉ねぎ……1個
人参……2分の1本
キャベツ……約4分の1個分
白ネギ……1本
ジャガイモ……1個(大き目)
ベーコン……50g
にんにく……大き目2片
オリーブオイル……80㏄
マギーブイヨン……2個
トマト缶(無くてもOK)……2分の1缶(200g)
野菜の切り方は写真で
キャベツは芯を削いで、人参みたいに四角切ります。芯も捨てずに適当な大きさに切って混ぜておきましょう。
にんにく・ベーコンはみじん切に!
ジャガイモは人参と同じくらいの大きさですが、少し厚めに切った方がいいです。
作り方
1、オリーブオイルとにんにくを鍋に入れ火にかけます、弱火で焦がさないように。
2、にんにくの香りが立ちだしたら、ベーコンを入れ弱火で脂を引き出すようなイメージで炒めます。
3、野菜を入れていきますが、出来れば順番に炒めていくんですが、今回はキャベツとじゃが芋以外は一緒に入れちゃいます。
マギーブイヨンもこの時に一緒に入れちゃってください!
マギーの塩分で下味も付きます、
ポイントは野菜を炒める時あまり強く混ぜないことです、
強く混ぜる事で、野菜から余分な水分が出てしまい、野菜の甘みが出る前に炒まってしまいます。
4、野菜を少し食べてみて下さい、十分に甘みを感じれるように炒められたら、
トマト缶を入れて少し火を強くします。
酸味を飛ばしトマトの甘さとコクを出すようにして少し煮詰めます、
少しあさっり酸味のスープが好みでしたらトマトが全体に混ざったら水を入れて下さい。
5、10分ほど煮込んだら(沸騰しない程度の火で)じゃが芋を入れて5分ほど煮込んで出来上がりです。
煮込む多くの料理がそうですが、急激な温度変化はよくありませんし今回はスープです。
スープなど水分の多い料理は沸騰させてしまうとアクが回って濁ったり、澄んだ味に仕上がりません。
完成です。
最後に
トマトを入れずに白い透き通ったミネストローネもあさっりして美味しいですよ!
またショートパスタや、スパゲティを2~3cmに折ってボイルして入れるのもいいですね。
野菜は何でもいいです、冷蔵庫にセロリが少しあるのならそれも、
何か料理を作って少しだけ余った野菜もなんでも入れちゃいましょう!
いくつか書いたポイントさえ押さえて作れば、結構おいしいスープが出来ます。
食べる時は少しチーズとオリーブオイルを入れて下さい、さらに美味しく食べられますよ。
バケットを少し焼いて入れたり、浸して食べるのも有りですよね。
昔教えてくれたイタリアのシェフはご飯を入れてリゾット風にしたり、チーズをたっぷりかけてグラタン風にしてましたね!
色んな食べ方が出来るのもこのスープのいいところです。
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