エスカベッシュ!
あなたも聞いたことある料理名ですよね?
南蛮漬けと冷酒もいいと思いますが、
時には洋風にワイン片手にエスカベッシュは如何でしょうか?
余った材料でも出来ますし、思っている以上に簡単ですから!
暑い夏の夜に、少しいつもと違うお酒で気分転換もいいと思いますよ。
エスカベッシュってどこの国の料理?
ビストロとかでも、時々プロバンス風エスカベッシュとかの名前で出てくる料理なので、
「フランス料理かな?」と思うかもしれませんが、
スペイン生まれのようです。
確かにいろいろ調べてみると、スペイン・ポルトガルを中心に地中海地方で
よく食べられている料理との紹介が多いみたいです。
確かに海に近い地域なので、魚介類を揚げてワインなどやオリーブオイルで
漬けた料理が広がって行ったのは当然だと思います。
魚介類だけでなく鶏や豚肉なんかもそんな風にしているのも見かけますよね!
このエスカベッシュと言う言葉は
元々ペルシャ語の甘酸っぱいソースを使って作る肉料理(アルシュクパス/al sikbaj)に由来するみたいで、
スペインのあるイベリア半島が8世紀ごろイスラム教徒のムーア人に占領されたときに伝えられたみたいで、
ペルシャ語の「sikba 」sikは酢でbaは食べのを意味しているんだそうです。
エスカベッシュを作る
少し前置きが長くなりましたが、さっそ作って行きますね。
このエスカベッシュ!
個人的には場合によって二通りの作り方をします。
味付けは気分でカレー粉を少し入れたりハーブを利かせたりですが、
味付けでなく一緒に漬ける野菜の処理の仕方です。
どういう事かと言うと、野菜を炒めるか、出来るだけ生の状態でサラダ感覚にするかです。
どちらも美味しいですよ!
では使い分ける理由を紹介しながら作って行きます。
材料は?
鶏肉でも、豚肉でもいいんですが、一般的な魚介類で作って行きます。
今回はホキとサーモンで作ってみました。
4~5人分材料
サーモン・ホキ……各120g
人参……1/3本
玉ねぎ……1個
ピーマン・セロリ(今回は正直忘れてしまいました)
ニンニク……2片
オリーブオイル……100㏄
サラダオイル……150㏄
白ワイン……100㏄
米酢……50cc
ローリエ……1枚(小さい物/無くてもOK)
分量はどんな料理でも目安にして、自分の好みで増やしたり減らしたりしましょう!
こんなことも美味しく料理を作るコツと言えます!
レシピー通りですと、時には「なんか自分の思った味と違うなぁ」って感じる事があります。
今回でしたら、酸味の好きな人は米酢の代わりに醸造酢にするとか、
オイルを減らすとかすると酸味が引き立ちますし!
辛いのがお好きなら、タカノツメをにんにくを炒める前にいるとかです。
少しカレー粉を入れるのも、美味しくなりますし夏にいいです!
エスカベッシュを作る
野菜はすべて千切りにしておきます。
サラダ感覚で生に近い状態で作る時は、出来るだけ薄く,細くした方がいいですね!
どちらの作り方も順を追って紹介していきます。
1、まずサラダオイルを鍋に少し多めに入れてにんにくを焼いていきます。
今回は50人分作りましたので分量は紹介した物よりかなり多い画像です。
もしあなたが辛いのが作りたいと、思っているのならサラダオイルと一緒に
種を取ったタカノツメか輪切りの唐辛子を入れてゆっくり加熱していきます。
少しずつ油が赤くなってきます、そこに、剥いたにんにくを押しつぶしてさらにゆっくり加熱しましょう、
ゆっくり加熱する事で、辛味とにんにくの香りや味が油に移っていきます。
2、野菜を入れて炒めていきます、焦がさないように中火位でしんなりと炒めましょう。
ここでもあなたが野菜はサラダ感覚で、シャキシャしたのお好みなら野菜は入れないでください!
この時は「3」は飛ばして調理を進めます。
3、野菜がしんなりしてきたら、塩・胡椒で味付けしますが
「すこし濃かったかなぁ!」と感じるくらいしっかりと味付けします。
温かいドレッシングを作る感じですからね!
4、酢と白ワイン・ローリエを入れて煮立てます、こうする事で酸味が和らぎまろやかさが出てきます。
野菜が入っている場合少し弱い火で煮ます、こうする事で野菜の甘みが液体に移っていきますので!
あなたが「3」を飛ばしているのなら、ほんの少し砂糖を入れます。
5、サラダオイルを入れ静かに煮ていきます、確かに油には味は移りませんが熱くするのが目的です。
6、漬けるマリナードが出来るまでに魚を揚げておきます、出来れば同時に仕上がるのが理想ですが、
コンロの数などで無理なときには最初に揚げて置いてもいいですね!
塩・胡椒して小麦粉を振ります、小麦粉はよく落としてください、揚げ油が痛む原因の1つですからね!
7、いよいよ完成です。
揚げた魚に野菜をのせます(生野菜の時もこの時に載せます)
野菜の上からアツアツのマリナード(漬け汁)をかけて完成です!
私個人はこの出来たてでアツアツのも結構好きでよくつまみ食いしてしまいます!
普通は一晩くらい冷蔵庫で置いて味をなじませるので、
アツアツは作った本人だけにしか食べられませんからね!
日持ちもいいので(一週間くらいは平気です)、作っておいて時々ビールやワイン
もちろん冷酒と一緒に熱い夏の夜に楽しんでは如何でしょうか!
材料も魚介だけでなく鶏肉でも豚肉でもいいと思いますし、いろんなものを作っておいてもいいんでは?
おわりに
結構簡単に出来る料理の1つだと思います、日持ちもいいですし時間が経つほどに味は濃くなっていきます
それはそれでほかのモノとの組み合わせも楽しめるんではないでしょうか?
生野菜の時は炒めて作るよりは日持ちが悪いです、でもあの野菜のシャキシャキ感も本当にいいですよね!
画像の後ろはジャーマンポテトカレー風味です!揚げて作るジャガイモ料理もお酒がすすみますし、
お腹も膨らみます。
作り方は次の記事を参考にしてください(ジャーマンではないですけど)
⇒リヨネーズポテト!簡単でお腹も膨らむポテト料理。 ビールに、夜食に!
作りながら ふっと考えたことがありました!
エスカベッシュと南蛮漬け
あまりにも良く似た料理!何でだろう?って、
そしてマリネ・カルパッチョは頭ではわかるんですが、人に説明する時は・・・・
しっかり整理しなくては!
調べ次第記事を更新します!
記事を更新しました⇒エスカベッシュ!南蛮漬け!その違いは?ルーツを調べてみた!
最後までお付き合いありがとうございました。
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