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ミモザサラダはロシアが発祥?盛り付け方や材料は、作り方はどう違うの?

  • 2019年7月15日
  • 2020年6月2日
  • 料理, 野菜
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ミモザサラダ!

あなたはこのサラダどんなイメージで、どこの国のサラダとお思いでしょうか?

正直私はフランスのニースあたりの地中海近辺の発祥のサラダと勝手に思い込んでいました。

実は以外にもロシア発祥のサラダなんです!

あの黄色い小さな花をイメージしたサラダが、寒いどんよりしたロシア(私のイメージです)

が発祥だったとは!

本来の盛り付けもイメージとは少し違っていました。

今回はそんなミモザサラダの記事になります。

 

ミモザサラダってあなたもこんなサラダとイメージしていませんでしたか?

ミモザサラダ

そうなんですよね、私は茹で卵の卵白と卵黄を裏ごし(もしくは細かく切ったもの)をいろんなサラダ

例えばレタスなんかをメインにしたサラダや、ジャガイモやオリーブなんかの上に散らしているサラダを

植物のミモザ(この植物もちょっとややこしいんですけどね)をイメージしていたんだと思っていました。

 

ミモザサラダの発祥はロシア?

ロシアがまだ「ソビエト連邦」と呼ばれていたころに出来たサラダで、レイヤーサラダの一つです。

レイヤーサラダはいろんな食材を重ねて何層にして作るサラダのことです。

 

ミモザサラダは一番上は卵の黄身を刻んだものが有る事が決まりです。

その下にある白身の刻んだものは、

私はただ単に載せているんだとばかり思っていたんですが、

ロシアが発祥となれば、 「なるほど!」 と理解できました。

そうなんです!卵白は雪をイメージしてたんですね。

ミモザはヨーロッパでは春を知らせる植物として認知されている植物なんです。

 

ところでフランスや日本のミモザサラダは?

当然フランスにもミモザサラダはあります、と言っても発祥はロシアと言うことになりますが!

フランスのミモザサラダの定義はどうなんでしょうか?

ちょっと気になって調べてみました。

まずラルースの料理本の記事から

簡単に訳すと

〝冷たいオードブルとしてサービスされる卵の料理名です。

半分に切った卵白に裏ごしした野菜をマヨネーズとパセリで味付け茹で卵の黄身を、

みじん切りにしたものを振りかけたものをミモザと呼びます”

大体こんな感じです(決して突っ込まないようにお願いします)

 

フランスや日本などのミモザサラダは、あまり魚を入れることはなく、

ブロッコリーやトマト・レタスそれに茹でたジャガイモなどをドレッシングや

マヨネーズで味付けし茹で卵の黄身と卵白の裏ごししたものをかけることが多いですね!

 

でもラルースの料理本のように、半分に切った茹で卵の卵白を器代わりにして、

上から卵黄の刻んだものをかけるのがフランス式だと主張するフランス人も多いそうです。

さすが美食の国の人です、こだわりがありますね!

ミモザってどんな花なの?

「はい!ミモザって何のこと?」と思っているのはあなただけでないです。

我が家でも、そうでした!

「植物の名前なんや!はじめて知ったわ!」と言うことでしたから。

 

ミモザは春を告げる花として、ヨーロッパでは滅茶苦茶人気のある花です。

ニースの近くでは、ミモザの栽培で生活している人が多くいるくらいです。

ミモザの花をなんとなく、菜の花のようなイメージしているかもしれませんが、

10m程に生長する木なんです。

花をつけたミモザの木

 

ミモザとはもともとは、オジキ草属を示す名前ですが、

今呼ばれている子のミモザの木(本来フサアカシアでマメ科ネムノキ亜科常緑木)の葉が

オジキ草に似ていたため誤ってみもざと呼ばれるようになったそうです。

オジキ草の葉

(オジキ草)

ミモザの花言葉は?

ミモザの花言葉を少しだけ紹介しておきます。

ミモザ全体の花言葉は

「友情」「優雅」「真実の愛」「堅実」などですが、

特に黄色い花(一般的によく知られれている色)の花言葉は、

「秘密の恋」

これは古来インディアンの男性が愛の告白をするときにミモザの花を贈り、

その愛を受け入れるときは女性は黙ってその花を受け取ったことに由来するんだそうです。

 

ロシア発祥の本来のミモザサラダを作る

ミモザサラダの伝統的な材料は、固ゆでの卵・缶詰めの魚(サーモンやツナ)・玉ねぎ・マヨネーズ・

ジャガイモ・人参が一般的ですが、家庭によってはバターやチーズを入れるところもあるんだそうです。

今回はツナ缶を使おうと思ったんですが、たぶんサーモンのほうがより色合いも美味しさも

上だと思ったのでサーモンを使いました。

 

サーモンの缶詰め?

缶詰めは思いつかなかったので、サーモンのタルタル風にしていました。

「サーモンのタルタルって?」

もしあなたが興味があるのならこちらの記事をどうぞ!

サーモンのタルタル!手軽に簡単、美味しいおすすめオードブル!

サーモンのタルタル

ミモザサラダの材料

2~3人分

ジャガイモ……150g(メークイン)

人参……50g

玉ねぎ……1/2個

卵……2個

サーモン(お造り用)……70g

マヨネーズ・オリーブオイル

レタスやベビーリーフ・トマト

 

ミモザサラダの作り方

人参とジャガイモを茹でます、

皮をむいて丸のままでも、はじめから小さく切って茹でてもいいですが、今回は皮付きのまま茹でました。

ジャガイモや野菜の茹で方はいろいろありますが、

それぞれメリット・デメリットがあり一概にこれが1番とは言えません。

そのことについてはまた別記事で紹介します。

(分量は記事とは違います)

茹で上がったらザルなどで水分を切ります。

茹で上がった野菜

人参もジャガイモも熱いうちに、布巾やリードぺパーに包んで皮をむきます。

人参の皮を剥く

ジャガイモの皮をむく

皮をむいた野菜

ある程度冷めたら5㎜角位に切っておきます。(ジャガイモと人参)

人参を切る

 

サーモンの準備をします。

サーモンは5㎜角位に切っておきます

サーモンを切る

サーモンを切る

玉ねぎのみじん切り・オリーブオイル少量 マヨネーズをサーモンと合わせます。(サーモンのタルタル風です)

サーモンのタルタル風

こんな風に準備します。

これをジャガイモから順番に重ねるように積み上げていきます。

今回は一人ずつにしたかったので5㎝位のセルクルで作りましたが、

セルクルがないときは、牛乳パックを5㎝位に行って代用すればいいでしょう。

1番下にジャガイモ、その上にサーモンを

サーモンの上に人参その上に卵白の刻んだもの(または裏ごししたもの)

最後に黄身の刻んだもの又は裏ごししたものを散らします。

周りにサラダやトマトを飾って完成です。

型を外すとこんな感じに仕上がっていますね!

ケーキ型なんかで大き目に作って切り分けるのもいいでしょうね、

でもその時は上手に切らなければせっかく重ねたのが台無しになってしまいますので!ご注意!

終わりに一言

ミモザサラダは如何だったでしょうか?

本当に思い込みって大変ですね!

なんでも1度は確認のために自分で調べておかなければと思う一皿の一つでした。

野菜の茹で方については別記事で紹介します(しばらくおまちを)

記事の途中でも書きましたが、

野菜の茹で方(特にジャガイモ)についてはよく聞かれる一つですので記事にまとめますね。

これまでの料理の記事の中でも茹で方を書いていますが、

すべてが同じではないんです!

科学的には50度前後の温度をできるだけ長く茹でたほうが

アミラーゼの関係で甘く茹でることができるんですが、

料理は少し奥が深いようです。

科学どおりが美味しいのなら、

コックさんより科学者のほうが料理を美味しく作ることができることになりますが、

そうではないんですよね!

こんな事に触れながら、過去記事を参考例に書いてみます。

 

最後までお付き合いありがとうございました

 

運営者  春眠