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キッシュ・ロレーヌの伝統的な材料と作り方で、基本をマスター!

キッシュ・ロレーヌって今ではいろんなバージョンがありますよね!

過去記事でもほうれん草のキッシュを紹介しましたが、

本来の伝統的なキッシュってどんなんだろうというのが今回の記事になります。

思っているより結構シンプルなんです、

確かにどんな料理でも本来と言うか?本来は材料も作り方も割とシンプルなものが多いですね。

基本をマスターすれば、いろいろアレンジができるので是非一度挑戦してみてください!

キッシュ・ロレーヌって?

キッシュ・ロレーヌ(quiche lorraine)、フランスのロレーヌ郷土料理です。

材料は卵・生クリーム・ベーコン・玉ねぎ・チーズ!これが本来の伝統的なキッシュのようです。

ロレーヌってフランスのどのあたり?

ところでロレーヌ地方ってどこと言われそうなので

赤丸のフランス東部のドイツのすぐ隣にありました。

「ありました」と過去形で書いたのは、今ではロレーヌ地方と言う名称はなくなってしまっているんです。

2016年1月1日からフランスの県はいろいろ統一されたりして、

この辺りは今ではgrand est(ゴーンエスト)地域と呼ばれるようになりました。

 

この地域はドイツ領の時期もありドイツの文化(料理)の影響も多く受けています。

このキッシュと言う言葉も過去記事にも書きましたが、ドイツ語のケーキを意味するkuchenが由来です。

過去記事はこちら⇒キッシュ・ロレーヌは簡単?材料や作り方は?キノコいっぱいにアレンジして作ってみた!

キッシュの定義は

定義と言うほどのことではないんですが、

キッシュと言うのは、卵と生クリームを基本とした塩味のタルトです。

キッシュにはいろんな種類があり、

野菜を入れれば野菜のキッシュ、魚(特にツナが人気)を入れれば魚のキッシュと言うことになります。

そのベースとなったのがキッシュ・ロレーヌなんです。

ロレーヌ地方の特産物である豚の燻製(ベーコンやハム)を使ったものを特にキッシュ・ロレーヌと呼んでいます。

 

伝統的なキッシュ・ロレーヌを作る

伝統的なキッシュ・ロレーヌを作っていきますが、今回はタルトも自家製で作りますが、

もしあなたが面倒と思うのなら、既製品のタルトを使えば滅茶苦茶簡単に出来ます。

キッシュの材料

15㎝タルト1台分の材料とタルトの下準備

玉ねぎ……120g

ベーコン……80g

生クリーム……150g

(伝統的にはサワークリームを使いますが、なかなか手に入りずらいので

ヨーグルトを合わせてもいいです、作り方でそのあたりを説明します)

卵……1個

卵黄……1個

グリエールチーズ……80g(溶けるチーズでもOKです)

塩・胡椒・ナツメグ少量

タルト生地(パータブリゼ)既製品でもOKです

 

もし自分で挑戦相と思ったら

練り込みパイ?ブリゼの特徴や失敗しない作り方は?キッシュを作る時は?

よくクッキングシートもしくはアルミホイルをかぶせ、

タルトストーン(石のことです)またはお米を詰め空焼きするとありますが、

そのまま焼いても大丈夫です。

 

もし膨らんでどうしようもないということになったら、

本当はやりたくないんですけど一度オーブンから取り出し軽く抑え焼き直します。

約180度のオーブンで20分ほど空焼きし、

粗熱が取れたら卵黄を少量の水で伸ばした液を塗って20分ほどまた焼きます。

2度目の空焼き

卵を塗ることで後から入れる具材の液が染み込まないようにするためなので、丁寧に塗りましょう。

これでタルトの器は準備完了です。

中に入れる具材を準備していきます。

玉ねぎは2~3㎝角に切っておきます。

あまり小さいと存在感がなくなりますので!

ベーコンも大体同じくらいの大きさに切っておきます。

玉ねぎをバターで焦げないように炒めますが、くたくたに透き通るまで炒めず白さが残るくらいで、

ベーコンは沸騰したお湯で1~2分位茹で脂を落とします。

 

タルトで使った卵黄と全卵を解くまぜ、生クリームを入れナツメグと塩・コショウで味付けします。

伝統的にはサワークリームを使うんですが、

なかなか手に入りずらいので生クリームにヨーグルトをわせて代用するのもいいと思います。

その時は生クリーム100gとヨーグルト45gで合わせて!

ここに粗熱の取れた玉ねぎとベーコンを入れ味を調えます。

チーズをおろし金で卸しておきます。

これをタルトに敷きます。(2/3程、残りは上から振ってオーブンで焼きます)

具材を入れていきますが、はじめは穴あきのお玉などで具材だけを入れて、あとから液体を加えていきましょう。

そのほうが具たっぷりのキッシュができますからね。

 

後は180℃のオーブンで30~40分焼けば出来上がりです。

キッシュ・ロレーヌの完成です!お疲れさまでした!

 

終わりの一言

食べる頃合いは、焼いたばかりの熱いときよりも1時間くらいたった方が味・香りもよりよく感じられます。

この時はできれば150℃くらいのオーブンで7~8分温めなおせばより美味しく食べられます。

キッシュ・ロレーヌの盛り付け例

基本的なキッシュ・ロレーヌの作り方を紹介しましたが、

やっぱり個人的にはホウレン草やキノコ(特にシメジ)ジャガイモなどを入れた具だくさんのほうが好きです。

でも時にはシンプルにちょっと酸味のあるキッシュ・ロレーヌもいいですね、

具だくさんで作るときは、生クリームだけで作ったほうが、私は美味しいと思っています。

あとできればチーズをたっぷりに・・・・!

 

最後までお付き合いありがとうございました。

 

運営者  春眠