ハンバーグとミートローフ違いってあるんでしょうか?
改めて聞かれるとあなたは答える事が出来ますか?
違う気がするけど、同じような気もしませんか?
ミートローフもハンバーグも同じように作ってませんか?
と言う事で今回はこの二つの事についての記事になります。
他の料理も有りそうなので、私の中ではそう言えばシリーズって感じです!
ミートローフについて
まずミートローフってどこの国の料理でしょう?
まぁ起源と言われるのはヨーロッパで4世紀ごろからあるそうですが、
今ではアメリカの家庭料理として定着しています。
ローフ(loaf)とはパンが語源です、その為に食パンのような長方形のパン型に焼いた
物をローフと呼ぶようになりました。
その内容はと言うと、基本は豚肉みたいですが、羊や牛肉でも作ります、
それもあなたが知っているハンバーグとほとんど同じ材料です。
卵にパン粉・炒めたみじん切りの玉ねぎ、香辛料はナツメグ!
ただローフと言うのでテリーヌ型のようなものに入れじっくり時間をかけて焼きます。
型が無い時には、棒状に丸めたりして焼きます!
大体これがミートローフについてですね!
ミートローフの美味しい作り方やポイント
今ではほとんど、ハンバーグと同じに作っているレシピが多いようですね!
でも上にも書きましたが、もともと豚肉で作っていました。
ハンバーグでは牛肉7に対して豚肉3の割合の合挽きミンチが、
良いと書いているのが殆どです。
基本的な分量はハンバーグとほぼ同じでいいですが、
ミートローフを作る時は豚肉の割合を多くするのがベストです。
せめて5対5位にしましょう!
それとスパイスもナツメグを強調せず、他のスパイスを強調しましょう!
セージを強くするとソーセージぽっくなりますので、好みで味付けしましょう。
ローズマリーを強調するのが個人的にはおススメです!
後お勧めのスパイスはキャラウェイ・オレガノ・バジル・タイムと言ったところですかね!
またライムやオレンジ・レモンのピール(皮)を入れると、
グット美味しいですし、ハンバーグと完全に違う物になります!
作り方はハンバーグとほとんど同じと考えていいです。
焼く時はパウンド型に入れたり、アルミホイルで包んで焼けばいいですね。
こんな感じです、パウンド型は紙製のものが売っていますのでそれを利用しましょう。
アルミに包む時の手順は、アルミホイル二枚を並べバターかサラダ油を塗り、
そこに練ったミンチを棒状にした物を置き包みます。
両側から絞るように押さえながら、中央に絞っていきますが、ねじらない様にします。
ねじるとアルミが破れますので押すようにしながら絞りますよ!
180℃のオーブンで約40分位かかります。(直径8cm位です、重さは今回800gです)
焼きあがったら、ラップに包んでしばらく温かいところで寝かしなじませます。
少しきつめに巻いておくと後から切る時に上手に切れます。
熱かったら左手に軍手なんかすればいいでしょう。
ソースはグレービーソースがいいですよね!
グレービーソースを作る
市販のグレービーソース(スーパーでは缶詰めで売っています)に野菜くずを焼いて入れ、
味を調えるのもいいですし、
ミートローフを焼いた時に出る肉汁を越しておきます。
また鉄板についている焦げ(ちょっと違いますが)をそのまま火にかけ、
ワインまたはブイヨン(面倒なら水でもいいです)入れ、旨みを浮き上がらせ漉したものと、
採っておいた肉汁を一緒にして、少し胡椒を利かせ、コンスターチで濃度を付けます。
好みで少しケチャップを入れてもいいですね!
本格的に作るのは手間がかかってしまういますが、
これでも十分美味しいソースになります!
ハンバーグ
ミートローフに対してハンバーグは18世紀ころのドイツが起源と言われています。
ハンバーグの名前からもわかるようにハンブルグで、労働者向けの食事
「タルタルステーキ」だと言われています。
タルタルステーキは元々モンゴルのタタールが語源です、
ここの人々は硬い馬肉を小さく刻んで生で食べていました。
今でもタルタルと言う言葉の料理は残っていますよね!
これらの料理はどれも刻んだ食材で作られている物ばかりです。
作り方とポイント
以前のハンバーグの記事⇒ハンバーグを考える
にハンバーグについて書いてあります。1年ほど前ですから、タイトルも何ともシンプルですね!
今回、ハンバーグの有名なお店の分量で作ってみました。
レストランなので分量がかなり多いので割り戻しましたから、
味は少し違うかもしれませんけど参考になると思います。
合挽きミンチ……1kg(牛肉7に対し3の豚肉がベストですが8対2でもステーキぽく美味しいです)
塩……9g
ブラックペッパー……2g
スパイス……2gナツメグだけでもいいです。
もし、もっとスパイシーにとあなたが望むのなら、セロリパウダー・セージ・キャラウェイ
なんか加えると専門店の味に近づきますが、入れすぎないようにしてください!
あくまでもナツメグを主体にブレンドするのがポイントです。
スパイスについての参考記事⇒スパイスを使いこなす方法は?熟成・相乗効果・抑制効果ってなに?
ケチャップ……24g
生パン粉……60g
卸しにんにく……5g
卸しショウガ……5g
赤ワイン……18g
卵……120g
ソテーオニオン……200g
和牛の脂が有れば刻んで入れるのもいいですね!
この時ゼラチンを牛脂に少し混ぜるのもコツのひとつです。
作る時のポイントとしては、始めにミンチと塩をよく練り合わせて、
他の材料を加える事です。
焼く時にはキャッチボールの要領でハンバーグを叩き、
空気を抜きます(空気が入っていると割れたりして肉汁が出てしまいます)
均等に焼けるように真ん中を少しへこませて焼きます。
片方が焼けるまであまり触ったり動かしたりしない方がいいですね、
裏がえしたら蓋などをして蒸し焼きにします。
蓋をして大体5分程度で焼きあがるはずです、あまり長い時間焼いていると
肉汁が出てしまいパサパサに成ってしまいますので注意しましょう。
焼き始めておおよそ7分で焼きあがるはずです!
まとめ
どうでしょうか!ハンバーグとミートローフの違い!
全く同じように混ぜ形だけ変えて作っていたのとは、決定的に違う料理になりますよね!
ミートローフは簡単なパーティとかに、花を添える料理になるんではないでしょうか?
なかにいろんなものを入れたり、まわりを豚バラのスライスで巻いたりで、
チョットアレンジすれば結構豪華になると思います。
味付けも完全にハンバーグとは違う物ですので、食べた人が驚く事でしょうね!
一度作ってみてはいかがでしょうか!
運営者 春眠