毎年毎年の事です。
若いスタッフに料理を作ってもらうんですが、正直あまり美味しいって思う事が少ないです。
「どうやって作ったの?何か見て?」
「レシピを見て、そのとうりに作ったんですけど」
「だから、あなたの作った料理はあまり美味しいて感じないんだよ!」
「、、、、、」
大体こんなやり取りになります。
レシピが決して間違っていると言う事ではないんですが、
料理はレシピのとうりの分量では美味しくない時が有るんです!
例えばそのレシピの分量がどれを基本としているかですね。
クックパッドやいろんなサイトの分量を見て、気が付いた事が有りませんか?
同じ料理でもいろんな分量が有るんですよね!
以前の記事にも少し触れているので参考に読んでみてくれれば!
⇒料理の苦手な人には共通点があった?上手になるまとめ記事を書いてみた!
なぜ?レシピのとうりでも美味しくないのか。
家庭で作る料理の分量、これは結構 難しんです。
多くの家庭料理の分量は、プロの人のレシピなんかが基本となる事が多いと思います。
プロの料理人が、ソースや料理を作る時に、
一人前づつ作っていないと言う事が原因だと私は思っています。
ある程度の人数分を仕込んでいて、注文が入ってそれを使っていることが多いんですよね。
それに大量に作るのと少量で作るのでは、食材の旨みが同じように出ないことが多いんです。
それはきっと!あなたも何となく感じていると思いますけど。
料理レシピは間違ってるの?
じゃ!いろんな料理のレシピは間違っているの?
っ思うかもしれませんが、決してそうではなく考え方を変えるべきじゃないかと思います。
確かにクックパッドなどのサイトに料理を紹介している人は、
ある程度料理の知識や、作り方のコツを知っている料理好きな人だと思います。
そういった人は、プロのレシピの分量を参考に、経験と好みで自分なりに変えているようです。
これが、少量でも美味しく作れるコツだと思います。
今回は新人スタッフとのやり取りで、大量に作る分量を単純に割り戻していた事が
美味しくない原因です。
これは本当に毎年毎年のやり取りで、同じことを毎年説明してわかってもらえるんですが、
美味しい料理を作れるコックさんとそうで無いコックさんの分かれ道でもあるんです。
(あくまでも個人的な考えと感想です)
美味しく料理を作れない人は?
特に料理を専門にしている人には、大きな問題ですよね!
美味しい料理を作れないコックさんとは、
結論から先に書くと!
1、いつも分量を割り戻して材料を用意する。
2、季節で野菜の味が変わるのを考えていない。(産地も含む)
3、レシピに何分とか書いてあると、状態を見ずに時間だけ守る。
いつも分量を割り戻して材料を用意する
先ほども書きましたが、大量の分量を割り戻しただけでは、美味しく出来ません。
もしあなたが料理の専門家でなく、
クックパッドとかを見ながら美味しい料理を作りたいと思っているのなら、
その記事を書いた人の分量は、その人の経験と感性で導き出した分量だと理解する事。
つまりその人と同じ味覚で無かったら、
そんなに美味しいって感じられないと言う事になってしまいます。
例えば少し辛いのが好きなら、ちょっと辛い材料を入れてみるとか(隠し味程度に)
料理の分量は、ある意味幅が有るんです、以前の記事にも書きましたが割合で覚える方がいいと思いますよ!
季節で野菜の味が違う
チョット考えればわかると思うんですけど、言われるまであまり意識してない人が多いように思います。
旬の野菜とその他の季節では、当然味が違うのは言われてみれば
「アー!そうですよね!」って答えがよく帰ってきます。
そうなんですよ!同じ量で作っても季節で味が違えば、当然仕上がりの味にも差が出て当たり前なんですよね!
一番いい例が、玉ねぎです。
ヒネ玉ねぎは水分が少なく、炒める事で甘みが出てきますが、
新玉ねぎは水分が多く同じ重さでは同じ甘味はでないです。
こんなところの調整で、より美味しく作るポイントになります。
また産地が違ったり品種の違いでも味が変わってきます、
たまねぎの例ばかりになりますが、淡路島産と北海道産では全く違いますよ。
特に北海道産はF2と言うのが多く、交配種で無い物が多いです。
このたまねぎは、どちらかと言えば辛味が強く感じます。
こう言った産地の特徴も、考えなければなりません。
レシピの時間のとうり
時間はあくまでも目安であって、鍋の大きさやその素材、そして火力によって違うのもわかると思います。
弱火で10分と有っても、その弱火がレシピを書いている人の弱火と同じとは限りませんし、
器具の違いでも差は出てきますよね!
時間よりどんな状態かが、大事な事になります。
よく間違えてやっている事で、玉ねぎをきつね色に炒めるとあった時に、
本来は本当に弱い火で、焦がさない様にじっくり時間をかけなければ甘みは出ません、
でもちょっと焦がしながらしても同じような感じに炒められてしまいます。
これでは、甘みはまったく違ったものになってしまいます。
おわりに
調理場ではもっともっと、いろんな話をして新人スッタフに料理とはとか、
盛り付けについてはとか色はなんて話をします。
料理を専門にこれからやって行こうと言う人は、
料理だけでなく本当にいろんなことを学ばなければなりません。
もしあなたが、
「少しでも美味しく料理が作れたらなぁ」って思っていたのなら、
コックさんはこんな風に考えているんだと参考になればと思います。
結構個人的な考え方ですけど、経験からの実感です。
レシピの分量や作り方にも疑問を持つのが
結構料理上手になるコツかも知れませんね!
最後までお付き合い有難うございました
運営者 春眠