タンバル・エリゼ(timbale elysée)!
名前は知らなくても、結婚式とかで見たことはあると思います。
今はあまり出てこないようですけどね!
タンバルは割と簡単に出来ますので、時にはチョット豪華なデザートでもいかがでしょうか!
タンバル・エリゼって
名前の由来は色々あるみたいです。
私はエリゼと言う女性に特別に作ったお菓子で、
この名前が付いたと聞いたことがあったのですけど(?)
エリゼと言うのは貴族か女優だったような、、、(今となってはチョット自信ないですけど)
タンバル(timbale)と言うのは,フランス語で金属製の脚の無いカップや
楽器のティンパニーの意味があります。
料理用語として使われる時は、とくに1人前ように作られる物でケースに、
ムースなどを詰めて焼いた物を示すことが多いです。
この料理は今は無き某ホテルの総料理長のスペシャルで、婚礼でよく提供していました、
本当に大変でしたが、懐かしい料理です!
お菓子で使われる時は、パイなどのケースにアイスクリームや果物を詰めた物を示す事が多いですね!
そしてエリゼ(elysée)は極楽やエリゼ宮(フランス大統領官邸)の意味があります。
なので、天国の器やエリゼの太鼓がこの名前の意味です、と言う記事も見かけます。
材料は
まず器を作ります、この生地はパータ・チューリップと呼ばれている物で、
以前の記事にも書きましたが、卵白が余った時などにいいと思います。
以前の記事、ラング・ド・シャは⇒
ラング・ド・シャって?卵白が余った時作りたいお菓子!作り方やレシピは?
約20個分の分量です。
小麦粉・グラニュー糖・・・・・各100g
卵白・牛乳・・・・・・・・各50g
小麦粉使う時は必ず振って使います。
こちらの生地もレモン風味やオレンジ風味にするのもいいです!
その時は牛乳を減らします。
作り方
まずグラニュー糖と卵白をよくホイッパーで混ぜ合わせて、
そこに振っておいた小麦粉をゴムべらなどで練り込まないように混ぜていきます。
小麦粉が有る程度混ざったら、牛乳を加えていきます、
オレンジやレモン風味にしたい時はこの時点で一緒に混ぜます。
でもあくまでもアイスクリームなんかの味を邪魔するほど入れない方がいいと思います。
ほんのり微かに風味や味がするなくらい控えめがいいでしょうね!
この状態に成ったらできれば冷蔵庫で1時間くらいは休ませましょう!
クッキングシートを引いた鉄板に広げますが、ラング・ド・シャの時と違い
焼いて行くうちに広がりません!
出来るだけ薄く、均等の厚さを心がけて下さい!
大体10~15cm位の大きさがいいと思います。
180℃のオーブンレンジで約5~6分位で焼けます。
ここからは手早くしないと、冷めてしまっては固まって割れてしまい形になりません!
プリン型をひっくり返した物の上に熱いうちにのせ、冷めるまでに手で形にしていきます。
熱いので、軍手なんかをした方がいいかもしれませんね!
または小さなボールに入れて器にしてしまうのも一つの方法です。
もし飴細工を作るのなら
器の上に載せる飴細工は家では少し難しいかもしれませんが、
参考までに簡単に書いておきます。
グラニュウー糖と水あめを各100gに水100gを鍋に入れて火にかけます。
鍋肌が焦げると温度にムラが出来ますし、色が早く付いてしまいますので、
水はけで鍋肌をきれいにしながら煮詰めていきます。
沸騰して145℃位まで煮詰めるんですが、
わからない時は、数滴水に落として固まるのを目安にして火から外します。
10秒ほどして少し温度を下げ粘ってくるようになったら、
小さなボール(タンバルと大きさを見て)にサラダ油を塗っておき、
フォークなどで縦・横に振りながら飴のドームを作ります!
この時は下に新聞紙なんかを引いておきましょう、後始末が大変になりますからね!
冷めて固まったら、余分な部分をはさみで切り落として、型からはずします。
そーっと優しく慎重に、でないと割れてしまいますので、
コツとしては静かに回す様にそっーと外すことです!
タンバルにアイスクリームをのせて、フランボワーズなどの少し酸味のあるソースがよく合います!
豪華にキィウイなどのフルーツや冷凍果実なんかも一緒に盛合せば素敵なデザートになります。
最後に
今回も卵白を利用して作るデザートを紹介しました。
卵白が無いけど、誰かを驚かせたいと作ってみようと思うなら
タンバル・エリゼの下にアングレーズソースを引いて模様を描くのもいいですね!
アングレーズソースは卵黄と砂糖と牛乳で作るので、丁度いいと思いませんか?
アングレーズソースの作り方はこちらに書いてあります
⇒絶対知っておきたいソース・アングレーズとカスタードクリームのコツや作り方とレシピは?
運営者 春眠