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ティラミス発祥の地って?元祖のレシピや作り方は?簡単にできる?

最近イタリアでティラミス発祥の地について、

論争が加熱していると言うニュースを聞いて、

久しぶりに作ってみたくなり、どうせなら元祖ティラミスってどんなのだろうと調べてみました。

今回はそんな調べて、元祖に出来るだけ近い(?)様に作ってみました。

ティラミス発祥の地の論争って?

イタリア政府が観光の知名度を知らせる為ティラミスをイタリア伝統デザートとして、

発祥の地はここですって、発表したのが元のようです。

その内容はと言うと、イタリアの農林政策省が発祥の地をフリウリ州と断定したことが始まりのようです。

これに対してベネト州が決定の撤回を起訴したようですね!

 

以前からフリウラ州かベネト州かで見解は分かれていたようです。

一般的にはベネト州の「ベッケリア」というレストランで考案されていたと言うのが、

有力のようでした。

(このレストラン2017年3月に閉店したみたいです)

そこでこのレストランのレシピが無いか調べてみました。

 

ティラミスの名前の意味は?

ティラミスはイタリア語では「tiramisu」です、

 

tiraは「引っ張って」

mi は「私」

su は「上へ」

 

 

となり直訳すれば「私を上に引っ張って」となりますね、

日本語風に訳せば「私を元気にして」って感じになります。

この名前はティラミスが考案された時の思いが伝わる様な気がします。

 

ティラミス誕生のレシピ?

 

ティラミスのレシピは今では色々あります。

卵黄マスカルポーネを混ぜ、生クリームで作るものや、メレンゲを入れるもの、

ゼラチンを少し加えるものなんかです。

それらは、どれも加熱しないです、中にはパータ・ボンブ

(簡単に言えば、卵黄を湯煎にかけ砂糖を溶かしこんでいく)をベースとしているもので、

卵黄には過熱しているものも有りますが、基本加熱すないのが主流ですね。

 

ティラミスが全盛のころ、時々サルモネラ菌による食中毒報道されていたことを思い出します。

その当時からすれば、今日は卵などの食品に対する衛生についてかなり厳しくなりましたけどね!

 

話は少しそれましたが、ティラミスの発祥で有力なレストランの

「レ・ベッケリエ」のオーナーのあるインタビューの記事を見つけました。

そこには、「生まれてくる子供の為に栄養を付けてほしいので、その当時の農家で広く今日商材として食べられていた、

卵黄と砂糖を混ぜて作る「サバイオーネ(sbatudin)」にシンプルにマスカルポーネを加えて作ったものが、元です。」

と有りました。

サバイオーネ(ソース・サバイヨン)の記事はこちらです

ソースサバイヨンって?お菓子に応用が広くて美味しい?作り方やレシピは?

 

簡単にオリジナルのレシピを紹介しておきます

 

ティラミスオリジナルレシピ?

 

卵黄12個を泡立て、砂糖500gを加えたサバイオーネにマスカルポーネ1kgを混ぜ柔らかいクリーム状のものを作る。

サヴォイアビスケット30枚をエスプレッソに浸し(浸み込ませすぎないように!)丸い皿の中心に並べる。

マスカルポーネクリームの半分をビスケットに塗りエスプレッソに浸した残り30枚をその上に層に載せ、

残りのクリームで覆う。

さらにマスカルポーネを塗り、振るいにかけた脂肪分の少ないカカオを振り冷蔵庫で冷やす。

 

サヴォイアビスケットについての記事はこちらです

フィンガービスケット・サヴォイアルディ・ビスキュイキュイエールは同じ?美味しく簡単

こんな感じで書かれていました。

 

これを元に自分なりの解釈や経験から再現してみました、盛り付けや分量は違いますけど!!!

 

誕生時のティラミスを作ってみる

分量はおおよそ20cm四方で高さが4~5cm位の容器1台分です。

ソース・サバイヨン

卵黄……2個

グラニュー糖……40g

白ワイン……60㏄

サヴォイビスケット

卵黄……3個

卵白……3個分

グラニュウー糖……90g

小麦粉……85g

クリーム

マスカルポーネ……200g(クリームチーズでもOKです)

生クリーム……150㏄(今回は入れていません)

ソース・サバイヨン(サバイオーネ)とサヴォイビスケットの作り方は次の記事で

ソースサバイヨンって?お菓子に応用が広くて美味しい?作り方やレシピは?

フィンガービスケット・サヴォイアルディ・ビスキュイキュイエールは同じ?美味しく簡単?

 

作り方は

マスカルポーネを常温に戻し柔らかくしておきます、材料のところでも触れましたが、

マスカルポーネの方がいいんですが、どこでも売っていると言う訳でないのでクリームチーズでも

十分に美味しく作れます。

とにかく混ぜやすく柔らかくしておきます、レンジで軽く温めてもいいでしょう。

 

それをサバイヨンと混ぜ、濃いめに作っておいたコーヒーにビスケットを浸し層にしていきます、

ビスケットは底の部分が上になるようにした方がいいでしょう、決して漬けこまないように、

刷毛で塗るか、霧吹きで吹き付けてもいいと思います。

 

今回生クリームは混ぜませんでした(オリジナルレシピに書いて無かったので)

もし混ぜるのなら8分立てにしてチーズを混ぜた後に加えます。

上からココアパウダーを振って完成です。

冷蔵庫で一晩冷やします。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか?

確かにクックパッドなんかには、簡単に作れるレシピが有りますが、

元祖ティラミスもいいと思いませんか?

サヴォアビスケットの代わりにスポンジケーキでもいいでしょうし、

もしあなたがスポンジケーキを焼いてみようと思うのなら

お菓子の基礎知識って?スポンジの共立て法?別立て法?その作り方やレシピは!

それも何とか手軽にと、あなたが思うのなら既製品のカステラを買ってきて代用するのもいいと思います。

チーズも確かにマスカルポーネではあるんですが、クリームチーズでも美味しく作れます。

 

今回作ったティラミス!

家族の意見ですが、「今まであまりティラミスって美味しいのにあたったことない」と言っていましたが、

これは「今までと違ってティラミスってこんな感じなの?美味しい」と言う風に言ってました。

あくまでも身内の意見ですけどね!!!!

 

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