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キャロット・ラぺ!フランス定番の人参サラダ!朝食からワインのサイドメニューに!

キャロット・ラぺ!?フランスの定番お惣菜です。

蒸し暑いこの時期に食欲がないときなんかにちょうどいいサラダですよ!

朝食やランチのサイドメニューとしても、ワインにもよく合います。

作り置きすれば数日間は保存できますから便利だし、味付けバリエーションはあなた次第で幾通りもありますから!

簡単なのでこの機会に是非作ってみてはいかがでしょうか!!

キャロット・ラぺってなに?

結論から言えば「人参サラダ」ですねっと言っても、生の人参にドレッシングをかけて食べるのとはちょっと違います。

 

キャロット・ラぺ(carottes  râpée)は人参を卸して、マリネしたものでフランスのポピュラーなお惣菜のひとつです。

味はローズマリー・タイム・セージ等などスパイスによって色んな味付けがありますが、多分(個人的な意見ですが)クミン風味が多いように思います。

そして作り方も様々で、クミン風味でもクミンシードをオリーブオイルで軽く炒め香りを移して作る方法や、

最後にパウダーを加えるなどある意味作り手の好みの数だけレシピはあるのかもしれません。

スパイスに関する記事はこちらにあります⇒スパイスの基礎知識って?スパイスとハーブの違いって?使い方の目的や効果は?

 

人参をマリネすると書きましたが、「ピクルスもマリネなの?」と言う質問が時折聞かれますので、

「気になるなぁ!」と思ったあなたにこちらの記事をどうぞ

ピクルスを作る?簡単にできるその作り方は?自家製ハムに添えてみた!

 

 

ただしニンニク風味は見かけませんがこれもなかなか美味しいです!

そしてニンニク風味はキャロット・ラぺでは無く、スペイン風人参サラダでスペインのバールではよく見かける一品です。

スペインではエンサラダ・デ・サナオリ(en salade de zanahoria)と呼ばれています

 

でもこの季節ムシムシしてチョット食欲が落ちる時でも食べられるのであなたも作ってみてはいかがでしょうか?

冷蔵庫で3~4日は十分おいしくいただけますから作り置きでも大丈夫(日が経つにつれて味や食感も変化しますよ)

 

今回はオレンジ風味のキャロット・ラぺを作っていきます、これは個人的に好きな味なので暑い季節には時々我が家で作るレシピです。

オレンジ風味のキャロット・ラペの作り方

家庭で作る場合重さがどうしても測れないことがありますので、目安的な書きかとします。

 

マリネ用のオレンジ風味ドレッシングを作る

人参3~4本分に対しての分量です。

オレンジ……2個

生のオレンジ2個分の絞り汁

オリーブオイル……120㏄

アップルビネガー……40㏄

塩・胡椒・マスタード・砂糖・・・適量

マスタードはできればデジョンのマスタードの方が味がやさしく仕上がりますが、家にあるものでもOKですよ。

 

まずオレンジをフィレ上に剥き、剥き終わったものを絞りオレンジのジュースを絞っておきます。

 

オレンジの皮をむく

オレンジの皮をむいた状態

 

ボールに塩・胡椒・マスタード(今回は粉マスタードを使いました)

目安的な書き方で申し訳ありませんが、塩が小さじの1/4・マスタードと胡椒はその半分くらいです。

これをアップルビネガー20ccくらいでよく溶かし込みます。

アップルビネガーを買っても使い道が分からないと言われそうですが、そんなときは家にある酢で代用してください。

その時は使う量はアップルビネガーの半分量の酢とオレンジジュースで約40ccくらいになるようにします。

 

そこに少しずつオリーブオイルを入れた混ぜていきます。

分離しないように少しづつオイルを入れながら混ぜていきますよ!

いわゆる乳化させると言う事です。

乳化が気になるあなたのために⇒検索 乳化 乳化をマスター?料理を美味しくさせる秘密!

 

オリーブオイルを半部位混ぜ入れたところで、残りのアップルビネガーを入れさらに混ぜていきます。

オリーブオイルを入れ終わったところでオレンジの絞り汁を加えます(正直途中で加えながら混ぜてもいいんですけど、この方法が分離しにくいので)

味を見て好みの甘さに砂糖を加えます。

ドっレッシングは家庭のミキサーで作ると分離せず作ることが出来ますが、量が少ないと作れないという難点があります!

もしあなたの家のミキサーが小さければ仕上がりが200ccくらいでもできると思いますので、

参考記事にフレンチドレッシングをミキサーで作る記事を紹介しておきます。

ちょっと昔の記事なので情報量が少なく恥ずかしいですが、もっと役立つ情報を追加しますので!

フレンチドレッシング!ミキサーを使って?簡単に作る

人参を卸して・・・!

人参は包丁で切ってもいいんですが、フランス語のラぺ(râper)という意味はおろし金で卸す/すり切れるという意味があり、

人参おろしで卸していたものが語源ですので、卸した方が美味しいですね!

「なぜ?」って

 

卸すことで人参がざらついた状態になるので味が染み込みやすく(表面積が増えると言う事で)から見やすくなるからなんです。

では作っていきますよ!人参を卸すときに注意することは四角く卸していくと言う事です。

真ん中の芯の部分は固く味も薄いので、味の濃い美味しい周りだけを使いたいんです。

長さは10㎝位がいいと思います。

人参を卸すときは、危ないので軍手などの手袋をしましょう(切るとめっちゃ痛いですからね!!)

 

 

後はこれに軽く塩をしてよく混ぜ、冷蔵庫で最低1時間は寝かせてください。

1時間人参から水が出ています、軽く水洗いしてよく絞ります。

 

これに先ほど作っていたドレッシングでマリネしてきれいなタッパに移してよく冷やせば出来上がりです。

上に切ったオレンジのフィレを乗せておいて飾りに使えばいいですね!

最低半日は冷やした方が、味もなじみ美味しくいただけます。

 

 

食べる直前に(または1時間くらい前でも)リンゴを混ぜると美味しいですよ。

食感にナッツを混ぜるとさらにおいしくいただけます。

今回はアーモンドのローストしたものですが、クルミなんかも美味しいですね!!

下にレタスのざく切りを引いて、グリーンとオレンジ色で鮮やかでおいしそうに出来ました。

 

終わりに

我が家でも結構人気のサラダです!

オレンジの鮮やかな色が何とも言えませんし、レタスとのコントラスもきれいで華やかです。

フランスでは暑い夏を乗り切るときの一品として、このキャロット・ラぺがあります。

「他の二品は?」

冷たいラタトウュとよく冷えたガスパチョと言う事です。

出来たら紹介記事を書きますね!

 

最後までお付き合いありがとうございました。

 

運営者  春眠