ポークピカタ!
今日賄いを作っている時に、「ピカタとミラネーゼって違うんですか?」って聞かれ!
「えっ~違うでしょ!まず料理名が違うでしょ」と言う会話から・・・・
そういえば、昔 先輩に「チーズが入っていないのがピカタで、入ったらミラネーズ」って言われたことがあって、
「少しの間、信じていた時期があったなぁ」って思い出して、この記事を書いてみました。
ポークソテー・ミラノ風(ミラネーゼ)
ミラノ風はおおざっぱに言えば、カツレツです。
もともとミラノ地方で食べられていた仔牛肉のカツレツを指します。
ピカタは卵を付けてソテーしたものですね。
材料がパン粉を付けるか付けないか位なので、混同している事も有るようです。
今回はピカタを作ってみましたので、ミラノ風は簡単に紹介しておきます。
ポークミラネーズ(ミラノ風)
もともとは仔牛ですけど、なかなか手に入りにくいので、
白身の肉としての代用品として豚肉を使ったのだと思います。
上にも書きましたが、ピカタと材料が結構かぶっています。
ミラネーズの記事を更新しました。(2018/02/24)
⇒ミラネーズってどんな料理?ピカタとは違う?作り方やレシピは?
一般的な材料です骨付き仔牛のロース肉、卵、チーズ(パルミジャーノ)、パン粉(細目)
作り方は,仔牛肉(家庭などでは豚ロースまたはフィレ肉で)を叩いて薄く延ばし、
軽く塩・胡椒しチーズを溶いた卵(少量のサラダ油を入れます)に肉を通しパン粉入れ
軽く押さえながらしっかりつけます。
包丁の背で筋目を入れ(綺麗に見せるために)
少し多めのサラダ油をひいたフライパンに筋目の面から焼いていきます。
焼き色が付いたら裏返し、少し火を弱め火を通します。
仕上げにバターを入れ風味を付けて出来上がりです。
なぜミラノ風?名前の由来は?
なぜミラノ風なんでしょうね?
普通名前で 「~○○風」って付く時は多くは人の名前や、地名が付きます。
名前はその人の功績を称えたり、その人の為に考えりした料理に付きやすいです、
また地名の時は、そこの特産物を使っていることが多いです。
でもこの料理には地名が付いているにもかかわらず、特にこれと言いた食材を使っているわけではないです。
ミラノ風と言う名前が付いた物にはリゾットなんかでも見かけます・・・・?
そこで調べてみると、
なんと!
ミラノ風って付く時にはイメージで付けていることが多いんだそうです。
ミラノは元々金融・商業で栄えた町で、そこからお金や富をイメージして金色です、
この金色風に仕上げた物をミラノ風と名前を付けているようです!
その為に黄金色になった揚げ物や、サフランを使った料理に「ミラノ風」と付けています!!
(厳密に言えば黄金色ではないんですけどね!・・・・心の声です)
ポークピカタ
ポークピカタ!
ピカタには人によっては卵だけと言う人もいますが、
基本的には粉チーズを入れた卵を付けて焼いた物です。
本によってはチーズを入れて無い物も有りましたので、どちらでもいいようですね!
ただこの料理調べてみると、本場イタリアにもフランスにもどうも見当たらないんですよね。
ラルース辞典にもピカタの記事は有るんですが、卵を付けてが見当たらないんです。
どうもこの料理は日本独自の様みたいです。
ここからは私個人の想像ですが、ミラノ風カツレツと材料が似ているので、
ここから日本独自のピカタが生まれたんではないかと!
詳しいことがわかれば追加記事を更新しますね。
とりあえず、あなたや私がよく知っているピカタを作って行きましょう!
ポークピカタを作る
今回は豚のフィレ肉で作ってみました。
1人前大体100~120gを目安に3枚です(40g×3枚)
卵1/2個にパルメザンチーズ(できればパルミジャーノの方がより美味しいです)15g位で!
フィレ肉なので、肉はあまり薄くしない方がより肉の味を楽しめます。
軽く塩・胡椒して小麦粉を付けます。
フライパンに少しサラダ油を多めに(多すぎるとフライになるので)入れ火にかけておきます。
そこに卵をたっぷりつけた肉を入れていきますが、
油の温度に注意してください!
低すぎるとフライパンと卵が付いて剥がれて、流れれ広がり肉をしっかりコーティングできません。
また高すぎると卵が焦げてしまい、色も悪く、仕上がりも焦げ臭い味になってしまいます。
油に置いた時に、数秒で固まる位の温度です!入れていくうちに油の温度が上がってしまいますので、
上がって来たなと感じたら火から外しましょう!
火加減は強火は厳禁ですよ!
焼き色が付いたら裏返し、少し火を弱めゆっくり中まで火を通します!
今回は少し量が多かったので、オーブンで!
付け合せはサラダでもいいでしょうし、今回のようにホット野菜やポテトのリヨネーズなんかでも、
ボリュームが出てランチには良いですね!
リヨネーズの作り方はこちらを参考に⇒リヨネーズポテト!簡単でお腹も膨らむポテト料理。 ビールに、夜食に!
ソースはトマトフォンデュにガストリックでコクと酸味を付けてバターを溶かいました。
こちらの作り方の参考記事⇒トマトソース(トマトフォンデュ)ってなに?いろんな料理に使える便利なソース!
手間だなぁと思ったらウスターソースとケチャップを混ぜてもOKですね!
最後に
卵を付けるのが当たり前と思っていましたが、調べてみると見当たらないのには
正直驚きました!
今までイタリア料理だと思い込んでいましたからね!
もしかしたら、調べ方が足りないのかもしれないので、
もう一度しっかり探してみます、何か新しい事がわかればすぐに追加記事を更新します!
なんにせよ美味しい料理であることには違いないし、
また豚肉だけでなく鶏肉(特に胸肉)や魚(カジキマグロのレシピが多いですね)でも美味しいですよね。
チーズ好きの私にとってはたっぷり粉チーズを入れて、美味しく頂きました!
ごちそうさまでした!
運営者 春眠