シフォンケーキの作り方を検索すると、本当にいろんな作り方が出てきます。
「どの作り方が正解なの?」って言いたいくらいです。
どれも失敗しないためのと有りますが、
簡単な作り方からチョット手間がかかる作り方まで!
確かにほとんど同じことが紹介されている事も有りますが、
あまりにも手順の違いが、、、
そこで今回出来るだけ簡単な手順でどんな風になるか作ってみました。
シフォンケーキって?
シフォンケーキは正直イギリスのお菓子と思っていましたが、実はアメリカ生まれです。
元々エンゼル・フード・ケーキと言うものが有って、それを改良したのがシフォンケーキのようです。
確かに今までデザートでは作った記憶が有りませんでした。
フランスには無かったケーキのようです。
フランス語ではこのシフォンケーキを表すと「gâteau chiffon」となりますが、
chiffon はぼろ布・雑巾と言った意味になってしまいます。
でも英語の意味は絹・透ける様な布の意味になります。
フランスではエンゼル・ケーキとして紹介されているようですね!
と言う事でこのケーキは実はアメリカ生まれの生地のケーキです。
元々は卵白と小麦粉・砂糖だけで作る
エンゼル・フード・ケーキ(angel food cake)を改良されてできたケーキです。
その為にヨーロッパ特にフランスでは、エンゼル・ケーキとして知られているようです。
確かにぼろ布ケーキでは美味しくなさそうですよね!
また、バターを使わないのでカロリーも控えめ(生クリームをたっぷり付けると問題ありですけど)
なので人気が有るみたいです。
シフォンケーキ(chiffon cake)を作る
色んな材料の配合や手順のレシピが有り、それぞれにそれなりの理由が書いてあります。
どれも間違ってはいませんが、今回はその中でも出来るだけ簡単に作る手順で作ってみました、
当然これまでの経験から、これでも失敗せず美味しく出来るはずと言う作り方ですよ!
少しは私の考えの部分もありますけど。
材料は
多くのレシピでは卵白が少し多めです、これでは卵黄が余ってしまい困りますよね。
卵は個数で行きましょう!
17cmシフォン型1台分です。
卵……4個(MサイズがいいんですがLサイズでも大丈夫です)
グラニュー糖……75g
サラダ油……25g
牛乳……50cc(水でもいいんですが牛乳の方が風味がよくなります)
薄力粉……70g(小麦粉は必ず振るって使います)
バニラエッセンス……適量
作り方やポイントは
卵白を立てる時のボールは、しっかり洗って水けを取っておきます。
油や水気が有るとメレンゲが泡立ちにくくなります
メレンゲ⇒メレンゲの種類は?イタリアン・スイスメレンゲなどの作り方と使い方は?・安全性は?
まず卵黄と卵白を分けて置きます、卵白は冷蔵庫で冷やしておきますよ。
出来れば卵黄についてる白い部分(ガラサ)は本当は取り除いて欲しいんですが、
この部分にはリシウム・リン・鉄などのミネラルやビタミンB1・B2が多く含まれていて栄養たっぷりです。
卵黄の生地を作る
卵黄とグラニュー糖(3分の一)を入れをホイッパーでよく混ぜます、砂糖のザラザラがなくなる程度で十分です。
卵黄が白くなるまでよく混ぜないと生臭く仕上がると書いて有る事が有りますが、
30分位約このケーキでは気にする必要はないです。
ザラザラが無くなりよくグラニュー糖が混ざったら、サラダ油を入れていきます、
一度に入れて混ぜてもいいんですが、乳化をうまくさせるために少しずつ入れ混ぜた方が安心です。
マヨネーズのようにトローっとしっかり乳化させなければ、うまく焼きあがりません!
乳化についてはこちらの記事を参考に⇒乳化をマスター?料理を美味しくさせる秘密!
サラダ油が混ざったら、牛乳を入れます、この水分量は重要です。
多すぎると生地に空洞ができやすく、少なすぎると生地が硬くなってしまいます。
トローっとしていたのが、シャバ娑婆になってしまい心配かもしれませんが大丈夫です!
軽く混ぜて下さい。
振るっておいた小麦粉を入れます、中央から混ぜ馴染んだら外側を少しづつ混ぜていきます。
混ぜすぎるとグルテンが出て粘ると書いてあることが多いですが、気にせずしっかり混ぜて下さい。
バニラエッセンスはここで入れておきます。
メレンゲを立てていきます。
冷蔵庫から卵白をだしメレンゲを作ります、
卵白は温かい方が泡は立ちやすいんですが、きめが粗く安定した状態に成りにくいです。
ハンドミキサーではじめ低速で、ある程度空気を含んできたら高速にします。
そして大きな泡が出てきた位で、三分の一の砂糖を加え入れ高速で立てていきます
卵白がまだしっかり立たず、すぐおじきする位で残りの砂糖を入れさらに立てていきます。
この状態に成るまでしっかり立てます。
この状態に成ったらハンドミキサーを低速にして、全体をなじませます。
卵黄生地とメレンゲを合わせる
ホイッパーでメレンゲを人すくいして卵黄生地に混ぜます、
これは両方がなじみやすくするのが目的なので、起泡が潰れてもいいのでしっかり混ぜます。
この時に注意したいのは、底までしっかり混ぜると言う事です!
ここでホイッパーからゴムべらに変えて、卵生地をメレンゲに入れ混ぜます。
この時の注意点は、出来るだけ切るように混ぜず、底からすくう様にして混ぜます
切るように混ぜると有るかも知れませんが、切るように混ぜると気泡が潰れやすくなります。
型に流して焼く
シフォン型はアルミ製がお勧めです、その次が紙製の型です!
テフロン製はくっつきにくくて良さそうですが、このケーキに関してはそれがデメリットになります。
生地が型に付く事で、縮むことを防いでくれるからです!
ですから型にはバターを塗ったり、クッキングシートを巻かない様に。
紙の型で作っているのはあまり見かけませんが、
プレゼントなどする時はこの方がいいです、
焼きあがって、粉糖をふって蓋をすればそのままプレゼントできますからね!
では型に一気に流し入れ、串などで2周ほど混ぜます、
これは中に大きな気泡が有ると、焼きあがった時に穴が開いた状態に成るのを防ぐためです。
170℃に温めておいたオーブンに35分入れ焼き上げます。
決して途中で開けない様に!!
焼きあがったらひっくり返して、約2時間冷やします。
ワインの瓶などに逆さまにして差し込んでおけばいいですよ。
中心の穴に指を入れ、完全に冷めていたら紙を外していきますが
丁寧にはがさないと、シフォンは柔らかいので壊れてしまいます。
出来れば冷蔵庫で一晩寝かせた方が、生地がなじんで美味しいんですが
早く食べたいですよね!
柔らかいのでソ~っと切って、生クリームやフルーツを添えれば完成です。
そのままでも美味しいですけど、やっぱ少しデザートぽっくしたいので!
生クリームの砂糖の量は、クリームの7~8%位がいいですね。
最後に
こうやって見てみると、面倒くさそうに思うかもしれませんが
作ってみるとそうでもないです。
是非作ってみて下さい、あなたが思っている以上に簡単に作れます。
今回の作り方が一番簡単な作り方です、
湯煎にかけたり、卵黄をしっかり混ぜたり、オイルと牛乳(又は水)を温めてとかしなくても
美味しく出来ます。
確かにそれぞれ、理由が有るんですけど!しなくても美味しく出来ます。
プレーンなシフォンも美味しいですが、
慣れてくれば紅茶風味やバナナ風味・チョコレート風味と
色んな楽しみ方が出来ます。
紙のシフォン型は3個入りで500円位で売っています。
試しに作ってみて、「時々作ろうかなぁ」と思ったら
アルミ製の型を買うといいと思います!
最後までお付き合い有難うございました。
運営者 春眠