冬限定食材牡蠣のグラタンを作ってみませんか?
ホウレン草を使うとフロレンティン風(フローレンス風)と言う名前が付く料理が多いです。
「フロレンティンってどんな意味?」と感じました?
フランス料理で地名の名前が付くとはチョット解りにくいですよね。
フロレンティンはイタリアのフレンツェと言えば「あ~!」ってわかると思います。
フロレンティン?フロランタン?って
先ほども書きましたが、イタリアのフレンツェのフランス語読みになります。
florentins 仮名にするとフロレンティン(フロランタン)となります。
料理でこの地名の名前が付くと、必ずホウレン草が使われます、
と言うのもフレンツェはホウレン草の産地としてとても有名なんです。
お菓子でフロランタンと言うのが有ると思ったあなた!
⇒フロランタンって簡単?バレンタインに?レシピや切り方は?賞味期間はどのくらい?
「これにはホウレン草が無いけど」と言われるかもしれませんね。
こちらはフレンツェとは関係ないんです。
記事にも書いていますが、イタリアの王女がフランスに嫁ぐ際イタリアから伝えた
と言う事で、フレンツェの名前を付けたとか、パリのフロランと言う菓子職人が考案したとかと言う説が有り
フレンツェとは関係ないと言う説が有ります。
今回は牡蠣を使っていますが、ホタテやサーモン・鶏肉のグラタンも有り、
また牡蠣のグラタンにしても、レシピは色々あります、
要はホウレン草を使うという共通点で、後はそのシェフの考えと言うようです。
今回家庭で作ると言う事で、出来るだけ手に入りやすい材料で簡単にしました。
でも味はメチャ美味しいと言う事は保証付きですから!
牡蠣のグラタンフロレンティンを作る
出来るだけ簡単で、用意しやすい材料で作って行きます。
材料は
牡蠣……12個(一人4個として)
ホワイトソース……280g(既製品でいいです・余る様でしたら冷凍してください)
牛乳……適量(濃度調整のため好みになります)
ベーコン……2枚(薄いスライスの時・ブロックの場合は一人30gを目安)
粉チーズ……適量
ホウレン草……1束
玉ねぎ……2分の1個分(みじん切り・スライスでもOK)
バター……30g
作り方は
まずそれぞれの材料の切り方を。
ホウレン草を適当な長さに切るんですが、
チョットしたことですが、茎は短めに葉は大きめに切ります。
今回でしたら茎は2cm位 刃の部分は5cm位がいいと思います。
なぜなら炒めると葉の部分は、小さく(?)なって茎ばかりが目立ってしまいます。
ベーコンはブロックでしたら、
小指くらいの大きさで第1関節ぐらいの長さでいいと思います。
スライスベーコンなら幅1cm位で!
玉ねぎは好みでスライスまたはみじん切りで!
それぞれ用意できたところで作って行きましょう。
ホワイトソースを作ります。
フランス語ではソース・ベシャメルですが、
グラタンにする時はソース・モルネ―になります。
???何の事と思いました。
ベシャメルにそれぞれのブイヨンを加え、チーズを入れバターを溶かすと、
ソース・モルネ―と名前が変わるんです(笑)
話が少しそれましたが、作って行きましょう。
まずバター少量(又はサラダ油でも構いません)玉ねぎを炒めます。
焦がさず透き通る位で、しんなりしたらベシャメルソースを入れ牛乳で濃度を調整します。
濃度はあなたの好みでいいんですが、食べる時にパンに付けてとか考えると
あまり濃くない方が美味しく食べられます。
出来ればシチューを作るくらいのイメージでいいと思いますよ!
ここまでで一旦止めておきます、後の仕上げは最後にします。
ホウレン草を炒めておきましょう、スライスベーコンの時はホウレン草だけを炒め、
ブロックの時はまず弱火でベーコンの脂を絞り出すようにゆっくり炒め、
そこにほうれん草を入れ強火で一気に炒めます。
次に牡蠣に軽く火を入れます。
いろんな方法が有るのでこの部分も、あなたが「いいなぁ」 ともう方法で!
それぞれのメリットが有ります。
A. 水洗いした牡蠣の水けを拭き、小麦粉を付け油をよく熱した
フライパンであまり動かさずに焼きます。
小麦粉をまぶしている事で
牡蠣の旨みを閉じ込めまた炒める時弾きにくいです。
B. 水洗いした牡蠣の水けを拭き、
油を熱したフライパンであまり動かさず焼きます。
小麦粉を付けて無いので炒めるときバチバチとはじけ牡蠣の煮汁も出ます。
この煮汁をソースに移す事で、ソースにコクが生まれます。
C. 水洗いした牡蠣を、沸騰したお湯(少し塩をいれておきます)で軽く茹でます。
作業が簡単で身が破れにくく、プリプリ感が強調できます。
さぁ!下準備は出来ました、器に詰めていきましょう。
見た目をよくするために、殻に詰めた物とグラタン皿に詰めた物を用意しました。
ベーコンは薄いので炒めずそのまま使います。
ホウレン草 牡蠣 ベーコンと重ねるように!
グラタンソース(ソース・モルネ)を仕上げます。
牡蠣の汁を(炒めて置いている間に結構出てきたと思います)
ホワイトソースに入れます。
よく混ぜたらチーズを溶かしこんで、溶けたら火を止めバターを溶けるまで混ぜます。
これでグラタンソース(ソース・モルネ)が出来ました。
これを上からかけ、トントンと底を掌で叩き、
ソースが均一になるようにしてオーブントースターで焼き色が付けば完成です。
色が付きやすいように、
卵黄と生クリーム(ソース・オランデーズの代用として)を合わせた物を少し入れる事も有ります。
またはフライパンで少し炒めたパン粉を振ったりする事も有ります。
この様にきれいな焼き色を見せるために、色々な方法が有りお店ではいろんな工夫をしていますね。
殻つきで焼く時は、アルミホイルを台にして焼けば安定します。
冷めないうちに召し上がれ!!bon appétit!!
おわりに
今回のグラタン、バケットに付けて食べると本当に最高です。
牡蠣の味がするソースで!
冬が旬の牡蠣!!今食べなければいつ食べる!
「いまでしょ!!」
次は牡蠣を使ってどんな料理を使用かと考えている今日この頃です。
牡蠣の殻は前回のパトリックで使った牡蠣を洗っておいておきました。
こうすれば、ちょっとレストランで食べる様な感じに仕上げられますからね。
鏡も最後まで読んでいただき有難うございました。
運営者 春眠