もう秋の空気を時折感じ始めた時期ですが、まだまだ猛暑が続いています。
ちょっと桃も値が下がってきたようですが、
今年はちょっと当たり年ではないようで今一美味しい桃に当たりません出した。
そんな時はコンポートにするのが一番!!
直火でも美味しく作れますけど
食感を調整できるか検証してみたかったので低温調理で作ってみました。
ではいつもの通り栄養や効能などなど、桃についての豆知識から紹介していきます。
桃の栄養や選び方・保存は?
桃の栄養
桃の栄養の主成分はフルクトースと言う果糖で、
砂糖の1.5倍の甘みを感じますが、冷やしすぎるとこの甘みは感じにくくなります。
だから生で食べる時は、食べる直前(30分くらい)冷蔵庫に入れ
軽く冷やして食べるのが一番美味しいと言われています。
この果糖はエネルギーの源になるので、疲労回復には即効性が期待出来ますね!
またペクチンなどの水溶性食物繊維も豊富なので便秘予防も期待出来ます。
その他カリウムも多く塩分を取りすぎたかなぁと思った時、一緒に食べるのはおススメです。
当然ビタミンCも多いので、美肌効果や老化防止も!
美味しい桃の選び方と保存の仕方
桃を選ぶ時のポイントは、色 形 香りを見ましょう!
まず色は?
全体にハッキリした紅色の物を選びしょう、更に紅色の中に白い斑点があるものは、甘くて美味しい印!!
形は?
縦スジを中心に出来るだけ左右対称で、大きなものほど美味しい傾向に有ります。
香りは?
もうこれは言うまでもないでょう!
甘い香りがする程新鮮な証拠です。
保存の仕方は?
基本的に桃は長期の保存は向きません。出来るだけ、必要な時に買うようにしてください
、でも今回はそんな時の為のコンポートを作る記事ですけどね!
どうしても保存する時は、リードペーパーなどで包み、ビニール袋に入れ野菜庫で保存した下さい。
桃の旬?
桃は俳句や詩の世界では、秋の季語ですが(桃の花は春ですよ)美味しいのはお盆の頃から9月の半ば頃までです。
もしこの時期安い桃が有っても、生ではちょっと期待出来ないかもしれません、
そんな時でも桃を食べたい時はコンポートが本当におススメです。
何故ならコンポートの目的がこんな時の為に生まれた先人の知恵だからですよ!
桃についてのうんちくはこのくらいで、本題のコンポートを作っていきましょう。
低温調理で桃のコンポートの食感は調整できる?
低温調理でなく、直火でも美味しく作ることができますがl今回低温調理で作ってみました。
なぜって?
一番の訳は、、、まだまだ暑い中 火を使って付き切りと言うのは嫌だと言うことです。
家庭で作る低温調理のメリットの一つですよね。
もちろん直火での作り方も一緒に紹介します。
そしてもう一つが温度管理することでペクチンの作用をコントロールできるかの確認です、
もちろんたんぱく質の食材は十分低温調理のメリットの恩恵を受けることは確認済みです。
⇒しっとりジューシーなロースハムは低温調理器で簡単に家庭で作れる!?
⇒低温調理なら、シットリ・ヘルシー!鶏胸肉のハムは家でもできるんだぁ!
などなどで!!
ペクチンについての詳しい事は、
別記事で紹介しますが温度によってその食材を固くする性質があるんです。
そこで食感の違いが出るかなぁ?なんて思いまして!!!
桃のコンポートを作っていきます
まず材料は、
桃2個分で、
白ワイン……150㏄
グラニュー糖……80g
水……50㏄
レモン……1/2個分
直火で作るときはこの2倍の分量は必要になります。
低温調理で作るときは
すべての材料を一緒に鍋に入れ、一度沸かし冷やして作っておきます。
この作業を1番初めにしておきます。
映像では皮が入っていますが、気にしないでください、、、、、、いろいろと大人の事情がありますから(笑)
桃の下処理
桃を湯剥きします。(10秒くらいです)
湯剥きしないで作ることもできます、なのでこれはあなたの気分で!!
剥いた皮は使いますので捨てないでくださいよ!
湯剥きせずに作り方も全く同じです、皮付きのまま作業を進めてください。
ただしよく洗ってうぶ毛を取る様にしてくださいね。
立てすじに包丁を入れ、種に沿って一周させ半分にします(湯剥きしなくても同じように)
力一杯持つと桃がつぶれてしまいますので、滑るときはリードペーパーなどで挟んで持つといいです。
半分に割ったら種をスプーンなどでくり抜く様にして取ります。
直火で作るときはここでシロップの材料を鍋に入れ、沸かしそこに桃を入れます。
桃がシロップにつからないときはリードペーパーなどで落とし蓋をします、
波打つくらいに火を調整して10~15分位煮て、そのままゆっくり常温まで冷やします。
湯剥きしている場合は皮も一緒に入れます。
ジブロックに桃と湯剥きした皮とシロップを入れ空気を抜きます。
ボールに水を張りジブロックの口を少しだけ開け残し沈めていき、
空気が抜けたところで口を占めます。
ここからが低温調理の始まりです。
今回は80℃30分でセットしました。
(仕上がりが柔らかくしたかったのと、リンゴのコンポートも一緒に作ってしまいたかったので!
こんなところが低温調理のメリットの一つですよね)
もしあなたができる限り生に近い食感を残したいと思うのなら、
60℃くらいに温度をセットすればいいです。
まぁ!桃自体がそんなに食感のある果物ではないですけどね。
時間が来れば後は氷水につけ冷やして食べるまで保存します。
大体冷蔵庫で1週間は美味しくいただけます。
皮付きで作ったときは、食べるときに指で簡単に剥けるはずです。
終わりに
桃のコンポート!いかがでしょうか?
秋の兆しを感じ始めたこの時期に、もし安い桃を見つけたらコンポートを作って
暑い夏を思い出しながら
これから味覚の秋を感じつつ桃のコンポートを食べる。
いい感じじゃないですかね?
そして今回の目的の一つ
食感は調整できました!!
生と60℃くらいと今回80℃全部食感が違いました。
低温調理なら食感をコントロールできるのがメリットの一つです、
これは直火で作るときにはできない一つの魅力だと思います。
ペクチンの作用について八カジカアップしますので、興味があれば楽しみにしておいてください。
知っていれば何かと料理をするときに役立つと思いますよ!!
最後までお付き合いありがとうございました。
運営者 春眠